2011年7月15日金曜日

Remember me to ...

「意味」...によろしくお伝えください.

※日本でもよく知られたフレーズですね.「...」の部分には人の名前や人称代名詞などが入ります.このフレーズはちょっと古めかしいと感じるネイティブもいるかもしれません.

ある日本人が相手の奥さんと面識もないのに,Remember me to your wife.と言ったら,相手が怪訝そうな顔をした,という笑い話があります.相手はたぶん「どこでうちの妻と会ったんだ!」と思ったのでしょう.というのも,Remember me to your wife.には「あなたの奥さんに私のことを思い出させる」という意味合いが含まれているからです.日本語でも「奥さんによろしく」と言うのは,普通,奥さんと面識のある場合だと思います.

このフレーズで,私が思い出すのは昔のSimon and Garfunkelのヒット曲”Scarborough Fair”です.元はイングランドの民謡だそうです.歌詞は以下の通りです.

Are you going to Scarborough Fair? 「スカボロー・フェアーへ行くのですか?」
Parsley, sage, rosemary and thyme 「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」
Remember me to one who lives there. 「そこに住むある人によろしく伝えてください.」
She once was a true love of mine. 「彼女はかつて私の恋人だったのです.」

なんとなく「5番街のマリーへ」と似ていると以前から思っていました.「5番街のマリーへ」の作詞家の阿久悠さんは”Scarborough Fair”から影響を受けたのかなと思っています.

”Scarborough Fair”はこちら↓で歌詞付きでみることができます.